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カラコンの製造過程

カラコンの製造工程は、「着色」・「レンズの成型」・「重合」・「膨潤」「滅菌」という大きくは5つの工程に分けられます。
このうちカラコンの出来を大きく左右する部分がレンズの成型方法です。
日本国内で現在流通しているカラコンの成型方法は主に「キャストモールド製法」・」「セミキャストモールド製法」・「スピンキャストモールド製法」の3つです。
このうち、キャストモールド製法はお椀上の型に原料を流し込み、上からプレスすることでレンズを作ります。
成型時に色素も一緒に流し込むので、薄く軽いつけ心地のレンズを作れる製法です。
そのため、ワンデータイプのカラコンに採用されることが多く、着色部分がしっかりレンズの中に閉じ込められている分安全性も高いと言われています。
一方で、キャストモールドを進化させたセミキャストモールド製法は、基本的な作り方は似ているものの、カラコンの着色方法が異なります。
セミキャストモールドでは、レンズの外側を着色した後に特殊な素材で表面を覆います。
キャストモールド以上に薄くできるのがメリットですが、より一層強度が弱いのがデメリットです。
そのほか、スピンキャストモールド製法で作られているカラコンもあります。
基本的に型に素材を流し込んでレンズを成型するのはキャストモールドやセミキャストモールドと同じです。
ただ、スピンキャストはその名の通り、スピン、要は遠心力を駆使してレンズを成型するのが特徴です。
遠心力を利用することで成型するため、中心に向かって薄くなるデザインにでき、色素部分が黒目につかない設計を実現できます。
その分だけ安全性に長けているものの、万が一カラコンの色素が漏れてしまった場合などは目にトラブルが生じる可能性があります。
基本的にいずれの製法で作られたカラコンも安全性が保証されているとは言えますが、正しく使わないと目にダメージを与えてしまう可能性があるのは共通です。
用法容量を正しく守って、カラコンでおしゃれを楽しみましょう。

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